教員プロフィール
寺田 浩明  (てらだ・ひろあき) 教 授
担当科目
伝統中国の法と裁判
主要研究テーマ
 西洋法伝統においては、法(社会正義)を社会の中に潜在する規則性(理法・ルール)の如きものとして理解し、権力をそうした理法の透明な実現役として位置づける。 それに対して事案事案の個別性を重視する伝統中国法では、何よりも法をルールの如き形で理解すること自体が忌避され、 むしろ裁判は「情理」といった根本原理を個別事案毎に案出・実現する過程として組み立てられる。しかしその中国は同時に世界史上において最も早期に体系的な刑法典を作り上げた国家でもある。 原理的に非ルール的な法理念を持つ国家において、何故、成文法がかくも発展したのか。非ルール的な裁判において、成文法はどの様な役割を果たすのか。 こうした問題の検討を続けている。
学歴・学位
東京大学法学部卒
東京大学学士(法学)
職 歴
千葉大学、東北大学教授を経て、現職
最近5年間の主要研究業績
著 書
■平成24年度
・寺田浩明著、王亜新等译 『权利与冤抑:寺田浩明中国法史论集』 清华大学出版社(北京)、2012年7月。全449頁。
論 文
■平成22年度
・寺田浩明「中国伝統法における法解釈のあり方」(『社会体制と法』11号、「社会体制と法」研究会、2〜16頁、2010年5月)
・寺田浩明(阮雲星訳)「拥挤列车模式:明清时期的社会认识和秩序建构」(『清華法学』第四巻(総第22期)2010年第6号、166〜74頁、2011年1月、)
・寺田浩明「自理と上申の間―清代州県レベルにおける命案処理の実態」(夫馬進編『中国訴訟社会史の研究』京都大学学術出版会、427〜477頁、2011年3月)
■平成24年度
・「裁判制度における「基礎付け」と「事例参照」―伝統中国法を手掛かりとして」(『法学論叢』第172巻第4・5・6号、46〜79頁、2013年3月)
■平成25年度
・寺田浩明(宋軍訳)「合意与斉心之間」(森正夫・濱島敦俊他編、周紹泉・栾成顕等訳『明清時代史的基本問題』商務印書館、387〜399頁、2013年8月)。
・寺田浩明「非ルール型法論と近代法論──議論の次元の整理」(北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター『ACADEMIA JURIS BOOKLET 2013』No.33、4〜39頁、2014年1月)。
■平成26年度
・寺田浩明(魏敏訳)「審判制度中的“依据”和“案例参考”──以伝統中国法為線索」(周東平・朱騰主編『法制史訳評(2013年巻)』中国政法大学出版社、138〜161頁、2014年11月)。
・寺田浩明(張登凱訳)「自理與解審之間──清代州縣層級中的命案處理實況」(中國法制史学会・中央研究院歴史語言研究所主編『法制史研究』第26期、中國法制史学會會刊、71〜110頁、2015年3月)。
学外での活動
なし
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