授業の形式

各科目の授業は、原則として、週1回90分で行われる。
また、法科大学院においては、少人数による密度の高い教育を行うことが基本であることから、授業形式については、双方向・多方向形式を中心として、科目の特質に応じて、講義形式や演習形式などが用いられる。実務選択科目については、実習を中心として、実務的な経験を積むにふさわしい授業時間及び形式が設定される。

また、各科目について、担当教員がオフィス・アワーを設け、個別の質問等を受ける時間を確保する(非常勤教員が担当する科目を除く)。

1.双方向・多方向形式

基礎科目及び基幹科目のすべての授業、また選択科目I及び選択科目IIにおいても各科目の特質に応じて用いられる形式である。35人から60人程度のクラスにおいて、学生の予習を前提に、教員が学生に様々な問題について質問し、学生がそれに答える形で授業が進められる。学生は、積極的に発言し、教員との間で、あるいは学生相互間での討論を通じて理解を深化させる。

2.講義形式

選択科目I及び選択科目IIのうち、主として基本的な知識の習得を図る科目について用いられる形式である。授業は、教員の講義を中心として進められるが、教員が一方的に話すだけでなく、適宜、質疑応答を交えるなどして理解の深化を図る。双方向・多方向形式との差異は相対的なものに過ぎず、指示された範囲についての予習など、学生の積極的な参加が必要となる。

3.演習形式

選択科目I及び選択科目IIのうち、知識の理解をより深化させる科目、また、知識の応用能力などを涵養する科目について用いられる形式である。授業は20~30人程度までのクラスで実施され、参加者全員が討論に参加する形で進められる。事前に指示されたテーマについて学生がそれぞれ考えをまとめておいて討論を行う形態だけでなく、学生が自ら選択したテーマについて調査・検討した結果を報告して議論する形態もありうる。

4.実習形式

基幹科目である民事法文書作成や、基礎選択科目である法律基礎科目演習においては、法文書作成の起案と添削を行い、実習形式が中心となる。

5.実務選択科目の授業形式

実務選択科目のうち、エクスターンシップ1・2は、法律事務所や企業の法務部門で研修を行うものであり、専任教員が弁護士や研修指導者の協力の下で指導にあたる。
その他の実務選択科目の授業は、いずれも15~25人程度までのクラスにおいて演習または実習形式により実施し、適宜、ロール・プレイの技法などを取り入れ、教育効果の向上を図る。